はじめに|「投資信託」と「ETF」って何が違うの?
投資を始めようとすると、よく出てくるのが「投資信託(ファンド)」と「ETF(上場投資信託)」という用語。
どちらも「プロが選んだ複数の株にまとめて投資できる商品」であり、初心者に最適な投資方法として人気ですが、その中身や特徴には明確な違いがあります。
この記事では、20代の投資初心者が迷いやすい「投資信託」と「ETF」の違いを、わかりやすく整理して解説していきます!
1. ざっくり言うと「買い方」と「手数料」が違う!
まず最初に、「投資信託」と「ETF」の違いを一言で表すとこうです。
項目 | 投資信託 | ETF |
---|---|---|
購入方法 | 証券会社・銀行の窓口/ネット証券で「金額指定」購入 | 株と同じように「価格指定」で市場で売買 |
値動き | 1日1回(基準価額)で決定 | 株式市場の価格変動と連動(リアルタイム) |
手数料 | 販売手数料・信託報酬がかかる(ただしノーロードもあり) | 信託報酬は安めだが、売買時に手数料・スプレッドあり |
配当 | 再投資型も多く、分配金が自動で再投資されることが多い | 配当として現金受け取りが基本(年数回) |
2. 投資信託の特徴|積立に最適なシンプル商品
✅ 初心者にやさしい理由
- 100円からでも購入可能!
- 自動積立が簡単にできる
- 価格変動を気にせず買える(毎日買っても安心)
多くの投資信託は、つみたてNISA対応の商品も多く、**「毎月〇円で長期的に積立てたい」**という投資スタイルにぴったりです。
📌 おすすめの投資信託の例:
- eMAXIS Slimシリーズ(S&P500、オールカントリーなど)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
3. ETFの特徴|コスト重視&自由に売買したい人向け
✅ ETFが選ばれる理由
- 信託報酬が低い(投資信託よりも割安)
- リアルタイムで価格が決まるので、タイミング売買が可能
- 配当がある(現金で受け取れる)
一方で、毎月の積立設定がしにくい、100株単位などで購入金額が高くなりがち、などの注意点もあります。
📌 おすすめのETFの例:
- 2558:MAXIS米国株(S&P500)上場投信
- 1655:iシェアーズS&P500米国株 ETF
- 1306:TOPIX連動型上場投資信託
4. どっちを選ぶべき?判断のポイント
✅ 投資信託がおすすめな人
- とにかく初心者で何から始めるか迷っている
- 少額からコツコツ積立したい(毎月自動設定が便利)
- 値動きを細かく見たくない
→ 特に、つみたてNISA利用者には投資信託がベスト!
✅ ETFがおすすめな人
- 手数料をできるだけ抑えたい
- 長期保有でも配当をしっかり受け取りたい
- 株のようにタイミングを見て売買したい
→ 一括投資・高配当狙いにはETFが向いています。
5. よくある質問(Q&A)
Q1. 投資信託とETF、両方買ってもいいの?
✅ はい、むしろ分けて買うのがおすすめ!
つみたてNISAで投資信託、余剰資金でETFというように、目的別に使い分けると効果的です。
Q2. ETFって積立できないの?
✅ できる証券会社もあります(SBI・楽天など)
ただし、自動積立機能が限られていたり、買付タイミングが市場価格に影響される点は注意。
Q3. 手数料の違いは?
項目 | 投資信託 | ETF |
---|---|---|
信託報酬 | 年0.1%〜1.0%程度 | 年0.05%〜0.2%程度が多い |
購入手数料 | ノーロードなら無料 | 証券会社による(数十円〜) |
売却時のコスト | 信託財産留保額がかかる場合あり | 売買手数料が必要 |
6. 実際に買うならどこで?
投資信託・ETFともに、ネット証券を利用するのが圧倒的におすすめです。
📌 初心者に人気の証券口座:
- 楽天証券:ポイント投資が魅力
- SBI証券:ETF積立やクレカ投資に強い
- マネックス証券:米国ETFにも強い
まとめ|どっちもアリ!目的で選ぼう
🔍 本日のまとめ
✅ 投資信託=少額で積立・つみたてNISA向き
✅ ETF=コスト重視・配当重視・売買の自由さ
✅ 両方使い分けるのが、実は最も賢い方法!
✅ 迷ったら「つみたてNISAで投資信託」からスタートしよう!
どちらを選んでも、**「投資を継続すること」**が一番の成功ポイントです。自分に合ったスタイルで、無理なく投資を楽しんでいきましょう!